四月

             ―――――桜の精が、降りてきたのかと、思った。


<主な登場人物>

飯田トモ(18);
本編主人公。淡白な性格。寡黙。冷静。しっかりもの。静かな存在感のある男。陰でこっそりモテるタイプで、もしかするとその人気は親友のアズサ以上かも。でも実は自分をなんとなく持て余している。

有沢音(19);
アメリカ生まれの和風美人。一浪してトモと同じ大学に入学。天然。温和。悩みは怒っていてもそうとは見られないところ。両親は今もアメリカ在住で、叔母の経営するカフェの二階に、叔母と二人で住んでいる。

佐崎ララ(20);
恋愛しない歴20年、しっかりしている性格ながらもたまに変な方向へ行ってしまう、ある意味筋金入り天然人間。幼なじみの音のことが大好き。

市原アズサ(18);
モテモテ少年。本人もある程度それを自覚している。誰にでも愛される性格の人気者だけど、実は他人と自分の間に一線を置いてしまうところがある。

片瀬鈴(32);
音の叔母。未婚・バツなし。いろんなことを面白く見ている大人の女性。

新藤真夏(18);
音の友人。ハッキリした性格の女の子。




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